Trollope, Anthony, 1815-1882
アンソニー・トロロップによる『首相』は1876年に出版された小説である。政治的な行き詰まりにより不安定な連立内閣が成立する中、オムニウム公爵は渋々首相の職に就く。指導力を発揮しようと苦闘する一方で、政府が何もできない状況の中、妻の善意ある干渉が原因で、魅力的だが危険な金融投機家を巡るスキャンダルが勃発する。ヴィクトリア朝イギリスを舞台に、政治的権力と個人的な選択、結婚、名誉といったテーマが織り交ぜられたこの作品は、パリサー家シリーズの第5作目にあたる。