エミリー・ポールソンの『ナーサリーと幼稚園のためのフィンガー・プレイ』は、19世紀後半に書かれた子ども向けの指遊び歌と活動を集めたものである。本書は幼い子どもたち、特に保育園や幼稚園で過ごす子どもたちを対象としており、楽しい韻文とそれに伴う手の動きを通じて、さまざまなテーマを扱っている。本書の主題は、対話的な遊びを通して子どもたちの発達技能を育むことにあると考えられる。本書には、歌に合わせて簡単な動作を取り入れ、子どもたちを楽しませる18の魅力的な指遊びが収められている。それぞれの歌は、動物、自然、日常の活動など幅広い題材を取り上げ、物語を生き生きと感じさせる動きを子どもたちがまねるよう促す。各指を表す愛らしい「小さな人たち」、蝶へと変身するいたずら好きな「毛虫」、そしてクリスマスの喜びを祝う「サンタクロース」などがその例である。指遊びはどれも楽しいだけでなく、運動能力と認知発達も育むため、幼い子どもたちとの遊びの時間をより充実させたい教育者や保護者にとって、優れた教材となっている。