ジョージ・ギレスピー著『ジョージ・ギレスピー氏著作集(全2巻の第1巻)』は、17世紀半ばに著された神学的著作と論争的な論説を集めたものである。本書は、スコットランド教会における監督制の慣行に対して長老派の教会統治を断固として擁護したギレスピーの立場を集約し、彼が「イングランドの教皇主義的儀式」と呼ぶものの押し付けに反対する議論に焦点を当てている。本文の冒頭では、当時の教会論争においてジョージ・ギレスピーが果たした重要な役割が読者に紹介される。そこでは彼の幼少期、教育、そして教会内の高位聖職制に対する断固たる闘いが詳述され、その闘いは1637年、彼の影響力ある著作『イングランドの教皇主義的儀式に対する論争』の刊行へと結実した。また、ウェストミンスター会議における彼の歩みも取り上げられる。彼はそこで神学論争の中心人物となり、霊的自由と聖書の至上性を擁護する独自の教会統治形態を主張した。冒頭の章々は、教会儀式の必要性、便宜性、適法性、そして無差別性について厳密に検討することを予告し、当時対立していた神学的思想の間の緊張を洞察に満ちたかたちで探究するための舞台を整えている。