エドウィン・エマーソン著『19世紀史――年ごとの記録。第2巻(全3巻)』は、20世紀初頭に書かれた歴史書である。本書は、19世紀を通じて起こった重要な出来事や文化の発展を年代順に記録し、1年ごとの概観を示している。本巻では、政治史、文学、社会の変化における重大な転換点を取り上げ、それらが各国に及ぼした影響を浮き彫りにしていると考えられる。本巻の冒頭では、ナポレオン戦争後の余波を掘り下げ、フランスが議会政治へ移行していく過程と、それに続く選挙法をめぐる議論に焦点を当てている。また、政治体制の再編とフランス文学の復興という文脈において、リシュリュー公爵、ラファイエット、ベランジェらの人物を取り上げている。さらに、スペインやポルトガルなど南欧諸国の反応、メッテルニヒの影響下でドイツが直面した困難、そして当時のより広範な社会・政治情勢にも触れている。この節は、こうした展開が19世紀後半の数十年をどのように形作ったのかを、より広い視野から考察するための舞台を整えている。