プラトンの『エウテュプロン』は、紀元前399年頃に書かれた哲学的対話篇である。ソクラテスが不敬虔の罪で裁判にかけられる前を舞台とし、殺人の罪で自らの父親を訴追している預言者エウテュプロンとの出会いを描く。ソクラテスはエウテュプロンに敬虔とは何かを定義するよう求め、著名な哲学的問題へと導く。すなわち、神々は敬虔なものが敬虔だから愛するのか、それとも神々が愛するから何かが敬虔なのか、という問題である。二人の議論は明確な結論に達しないまま終わり、何世紀にもわたる神学的・倫理学的論議を引き起こした。
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