トゥキディデスによる『ペロポネソス戦争史』は、紀元前431年から411年にかけて執筆された歴史書である。この書物は、スパルタのペロポネソス同盟とアテナイのデロス同盟の間で繰り広げられた壊滅的な戦争を記録している。この戦争に従軍したアテナイ人将軍によって書かれた未完の作品は、文中で突然終わっている。最も初期の学術的歴史書の一つとされており、厳格な年代順序や多くの演説文を用いながら客観性を追求している。トゥキディデスは出来事の原因を神の介入ではなく人間の選択に求めたことで、後世の西洋の歴史記述方法に大きな影響を与えた。
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