P・R・T・ガードンによる『カシ族』は、20世紀初頭に執筆された包括的な民族誌である。本書ではカシ族の習慣、風俗、法律、宗教信仰、民間伝承、言語的特性などが詳細に探求されており、彼らの文化や社会が生き生きと描かれている。冒頭でガードンはアッサム州のカシ・ジャインティア山地に住むカシ族の人口分布や地理的環境を紹介し、彼らの外見、母系社会としての社会構造、そして陽気で勤勉な生活様式についても述べている。このような序章を経て、農業習慣、家庭生活、日常生活に根ざした文化的儀礼など、カシ族の独自性を浮き彫りにする内容へと進んでいく。また、ガードンは本研究に協力してくれた多くの人々に感謝の意を表しており、この強靭な共同体に関する研究がどのような共同作業によって成し遂げられたかも明らかにしている。