エガートン・ライアソンによる『アメリカの忠誠派とその時代:1620年から1816年まで 第1巻』は、19世紀後半に書かれた歴史書である。この本は、アメリカ独立革命期における忠誠派の視点を包括的に分析しており、特にイギリス王室に忠実であり続けた人々が経験した出来事や直面した困難に焦点を当てている。著者の考察を通じて、読者はアメリカ史の重要な転換点における忠誠と反対意見の複雑さについて、より深く理解することができるだろう。 本書の冒頭では、ライアソンが忠誠派の歴史を探求する上での前提となる事実が述べられており、その中で彼は、この歴史が主に忠誠派の敵対者たちによって形作られてきたことを強調している。著者は、これまでの歴史記述がしばしば忠誠派を誤って描写してきたと指摘し、そうした偏見を正すために、原本資料や第一手の証言を通じて彼らの真実の姿を伝えようと努めている。 ライアソンは、初期のニューイングランドにおける二つの移民集団――忠誠心と寛容さを特徴とするピルグリム・ファーザーズと、より権威主義的で偏狭なピューリタン・ファーザーズ――の根本的な違いについても論じている。彼の目的は、誤解を正し、アメリカ独立革命前後の歴史的事件を忠誠派の視点からよりバランスの取れた形で描き出すことであり、そうすることで彼らの性格や経験に関する重要な歴史的記録を残すことにある。