ジョージ・T・スティーブンスによる『第六軍団での三年間』は、19世紀後半に書かれた歴史記録である。この物語は、アメリカ南北戦争中の1861年から1865年4月の戦争終結までの間に、ポトマック軍所属のニューヨーク志願兵第7連隊が経験した出来事や体験を記録している。個人的なエピソードや詳細な描写を通じて、この激動の時代における兵士たちの苦難、戦闘、そして仲間意識がリアルに描かれている。 本書の冒頭では、サラトガスプリングスで第7連隊が結成され、友人や家族の歓声の中を戦争へと向かって出発する様子が紹介されている。彼らは前に待つ困難に対して興奮と不安が入り混じった気持ちで旅立ち、愛する人々を後に残すことの葛藤も描かれている。その後、ワシントンD.C.での初期の生活が描写され、訓練や病気、苦難といった多くの兵士が直面した厳しい現実が語られている。著者は、彼らの初期の日々に見られた仲間意識と同時に抱えていた弱さも捉え、戦争を通じて連隊が経験するであろう数々の試練や困難についてもほのめかしている。