景武による『貞観政要』は、特に中世初期に当たる唐代の政治思想と統治を反映していると考えられる歴史書である。本書は、太宗皇帝とその臣下たちの対話や統治戦略をまとめたもので、道徳的な指導力と効果的な統治に重きを置いている。また、統治者が民の福利に心を配ることの重要性と、この務めを怠った場合の結果について考察している。本文の冒頭では、読者は太宗皇帝と、効果的に統治するための原則についての彼の考察に導かれる。彼は側近たちに対し、私利よりも民の福利を優先する必要性を説き、賢明な統治者と愚かな統治者を分ける特徴について論じる。重臣の魏徴は、歴史的な先例に基づく知恵をもって応じ、さまざまな意見に耳を傾けることの価値と、追従に過度に依存する危険について助言する。このやり取りを通じて、冒頭部分は道徳的廉潔さ、指導者が自省する必要性、そして統治者とその臣民の間の信頼を維持する重要性という主題への道筋を示している。