リアンダー・スティルウェル著『一兵士の物語――南北戦争における軍隊生活、1861~1865年』は、20世紀初頭に書かれた歴史的記録である。この物語は、アメリカ南北戦争中の若い兵士の経験と内省を、本人の視点から描いたもので、特にイリノイ第61歩兵連隊に焦点を当てている。スティルウェルの記録は、民間人の生活から軍務へと移行していく過程を捉え、一般兵士が直面した困難を詳しく描写している。回想録の冒頭では、戦争が始まって間もなく入隊を決意した経緯が語られ、スティルウェルの旅の舞台が整えられる。彼はイリノイでの生活、軍隊に加わる際の初めての興奮、そしてキャンプ・キャロルトンの新兵たちの間に生まれた仲間意識を振り返る。軍隊生活の雰囲気――訓練、教練、そして野営地の食事の現実――を描くことで、読者は彼の初期の軍務の日々を形づくった、平凡な瞬間と重要な瞬間の双方を垣間見ることができる。この物語は、誇りと恐怖という相反する感情を強調し、若い兵士の願望と、戦争が展開するにつれて彼を待ち受けていた重苦しい現実を描き出している。