『パリ神学校によって検閲された書籍の目録』は、16世紀、具体的には1500年代初頭から中頃にかけて編纂された歴史的な目録である。この資料は、パリ神学校によって審査され、その結果として非難された書籍の正式な一覧である。この文書は、異端と見なされたりキリスト教正統信仰に有害だと判断された様々な著作に対する教会の懸念を反映している。目録の内容は主に、神学校によって審査された著者とその著作をアルファベット順に並べたものであり、重要な神学・哲学・宗教書籍のタイトルが記載されており、多くの場合、非難された理由も付記されている。この目録は特にマルティン・ルターやジョン・カルヴァンといった人物に関連する著作を取り上げ、宗教改革時代における継続的な対立を浮き彫りにしている。この資料は、検閲制度の歴史的記録であると同時に、当時の宗教的緊張状況、すなわち正統信仰と新興の改革主義思想との間の対立を示す貴重な手がかりでもある。