Quintilian, 35?-100?
クインティリアヌスによる『弁論術教本 第10巻』は、西暦95年頃に出版された12巻からなる弁論術の教科書の第10巻である。ドミティアヌス帝の圧政的な統治下で政治的な演説が衰退し、腐敗がはびこっていた時代に執筆されたこの著作は、かつての弁論術教育の理想を復興させようとする試みであった。何世紀も失われていたこの完全な原稿は、1416年にスイスの修道院の地下牢で発見され、これまで断片的にしか知られていなかったルネサンス期の人文主義者たちの間で大きな興奮を呼んだ。