マックスィム・ド・ラ・ロシュトリー著『Histoire de Marie-Antoinette, Volume 2 (of 2)』は、19世紀後半に書かれた歴史叙述である。本巻はマリー・アントワネットの生涯と苦闘を掘り下げ、とりわけフランス革命へ向かう激動の数年における彼女の経験を際立たせる。語りは、高まる不満のなかで王政が崩れはじめるなか、彼女の人物像と直面した困難を公平な視点から描く。本書の冒頭は、マリー・アントワネットの生涯が「戦闘的」な段階へと移るにつれ、憂愁の調子を帯びる。1789年のフランス民衆の熱狂的だが素朴な希望を背景に、彼女の人気低下をまず検討する。語りは全国三部会の開会式を描き、王妃は無関心と猜疑をもって迎えられ、王政に対する反発の高まりを体現する。マリー・アントワネットが不吉な予感と絶望に苛まれるさま、とりわけ息子であるドーファンの痛ましい死への反応が示される。こうして、フランス史のこの転換点に伴った政治的抗争と個人的悲劇の、より広い探求への舞台が整えられる。