ルベン・ダリオの『La Caravana Pasa』は、20世紀初頭に書かれた随筆集あるいは散文詩集に近い文学作品だと考えられる。この作品は、芸術、文化、社会を主題として探究しており、とりわけ音楽と当時の芸術的な風土に対する著者の省察を中心に展開される。ダリオは、旅する音楽家たちの人生と、彼らを取り巻く文化的環境に深く分け入り、美しさと、都市生活の暗く、しばしば苛酷な現実との対比を見つめる。作品の冒頭では、春の到来とともに街頭音楽家たちが戻ってくる様子を生き生きと描き、彼らが歌を通してもたらす喜びを際立たせている。そこに描かれる雰囲気は、都市の脅威のただ中にあっても、音楽が一時的に人々の心を浮き立たせる都市生活の本質を捉えている。冒頭は芸術を讃える調子を打ち立てると同時に、表面下に残る社会問題をほのめかし、芸術表現と社会に内在する苦闘との関係について論評している。全体として本作は、日常生活の中に織り込まれた美と悲哀をより深く探究するための導入となっている。