A Record of Buddhistic Kingdoms

Faxian, 337?-422?

この本について

法顕による『仏国記』は、5世紀初頭に書かれた歴史書である。この書物は、中国の僧侶である法顕が仏教の経典や教えを求めてインドやセイロンを旅した様子を記録している。広大な地域を横断したこの巡礼の記録から、法顕が訪れた各地の文化的・宗教的・政治的状況について多くの知見が得られる。物語の冒頭では、法顕がこの旅に出た動機――すなわち仏教の戒律経典の完全な写本を探求したいという願望――が述べられている。また、長安を出発してからの様子や、途中で遭遇したさまざまな王国や著名人々についても記されており、当時の旅路がどれほど困難だったか――危険な道中や現地の支配者たちとの関わりを含めて――が浮き彫りになっている。法顕とその仲間たちが砂漠地帯や僧侶や学者で賑わう町々を旅していく過程で、彼らが訪れた地域における仏教の豊かな精神文化の一端が次第に明らかになっていく。最初の数章は、仏教の基礎やその普及について詳しく探求するための布石となっており、法顕のこの旅が東西間の文化交流に与えた深い影響を強調している。

著者
Faxian, 337?-422?
読解レベル
B1 · 中級
言語
English