アラニ・ラースローによる『Eredeti népmesék』は、伝統的なハンガリー民話の集成であり、19世紀中頃に書かれたものとみられる。本書にはハンガリー民間伝承の豊かな遺産をとらえた多様な物語が収録され、王たち、魔法の生き物、教訓を扱う話が提示される。集成の冒頭は、自身の盲目の治療法を持ちながらそれを明かそうとしない盲目の王の物語を紹介する。父を助けようと決意した三人の息子たちは、その治療法を突き止めるべく謀議する。末の息子は勇敢に父に対峙し、王が視力を取り戻せるのは魔法の鳥の歌を聞いたときだけだと知る。物語は兄弟たちがこの鳥を求めて旅立つ展開となり、その後の冒険と人となりを試す試練の舞台を整える。集成に収められた各話は勇気、愛、行為の帰結といった主題を探ることを約束し、ハンガリーの伝統の文化的・道徳的な織物を浮かび上がらせる。