ニコラ・ブロンドーによる『ラテン語=フランス語性愛辞典』は、17世紀末に著された専門的な参考書である。この辞典は、ラテン語の性愛文学を理解しようとする読者のための資料として、さまざまな猥雑なラテン語の語句や表現をフランス語の解釈とともに収録している。性愛の言語的側面に焦点を当てており、歴史言語学および文学研究における注目すべき貢献となっている。本書の冒頭では、編者イジドール・リズーを紹介し、ブロンドーによる原 manuscrit とその死後の出版について論じながら、この辞典が成立した背景を概説している。リズーは自身の以前の著作と、婉曲表現や比喩的な言葉遣いを特徴とする性愛文学を提示する際に直面した困難を振り返っている。さらに彼は、歴史的洞察と注釈を融合させたこの辞典の独自の重要性を強調し、性愛の言語と、それを取り巻く文化的態度に対する読者の理解を深めている。